今回のロンドン観戦旅行(2017年12月末)の目的のひとつにスタジアムツアーへの参加がありました。特に新しくなったウェンブリースタジアムとロンドンスタジアムについては是非とも行ってみたかった…!
で、今回はウエストハム・ユナイテッドのホーム、ロンドンスタジアムのスタジアムツアーに参加した時の様子を写真を中心に振り返っていきたいと思います( ˘ω˘ )
古き良きアプトンパークとの別れ
実は約10年前に私がロンドンを初めて訪れた頃、ウエストハムのホームスタジアムはアプトンパークでした。
偶然にも当日券が買えて、アプトンパークで現地観戦した経験があるんですよ~!その時の様子はこちらの記事をぜひご覧ください!
古き良き伝統的なイングランドスタイルだったアプトンパーク。
今回訪問した移転先のロンドンスタジアムは、アプトンパークを懐かしむウエストハムファンの間で実はあまり評判が良くないんですよね。
そのあたり、実際のところどんなスタジアムなのか気になってみてきましたよ!
近代的な外観
スタジアムの外観はなかなかに近代的ですね。広角レンズで撮影したためかなり歪曲した特徴的な表現になってしまいましたが、印象は全く悪くないです。
きれいで近代的なスタジアムだなあ…と期待が高まります。
スタジアムに併設されたチケット販売所でスタジアムツアーに申し込みます。おそらく19ポンドだったはず。日本円で3000円ぐらいですね。
時間まではウエストハムのメガストアをうろうろ。
メガストアにはこんなカフェスペースも併設されていて何だかモダンな感じです。
ここで集合時間までしばし待ちます!
出発前にガイドさんにどこファンか聞かれたのですが「チェルシー!」と答えたらライバル関係にあるウエストハムファンに睨まれかねないと思い…かと言ってウエストハム!と嘘をつくこともチェルシーファンとしては憚れるため…「FC東京!」と答えておきました( ˘ω˘ )
自国の地元チームなら…と、納得してくれましたよ笑。ほっ…
意外と見やすい!?
実際に入ってみると…
こちらはメインスタンドの中段、おそらくスタジアム内で最も見やすい席です。
ピッチとの距離も適切で、全体像を把握しやすいし、迫力も十分に感じられそうです。
ロンドンスタジアムは陸上競技場も併設していまして、サッカーの試合の時は前段のスタンドが前にせり出してくる仕組みになっています。上の画像はサッカー開催用にせり出した状態ですね。
ただ、基本的に陸上競技場付きのスタジアムと捉えていたので、サッカー専用に比べてかなり見にくいのだろうなあ…と想像していたのですが、意外でしたね。やはりスタンドの角度など最新の建築技術があるのでしょうか。想像よりはかなり見やすそうで安心しました。
こちらは広角レンズで撮影した全体像ですね。
ガイドさんが「ウエストハムサポーターはアプトンパークを本当に愛していました。ただ、今はここが新しいホームスタジアムなのです」と少し自分に言い聞かせるように話していたのが印象的でした。
ガイドさんは職員だからロンドンスタジアムを悪くは言えないのでしょうけど、やはり一ファンとして複雑な思いがあるのだろうなあと感じた次第です。
ただ、先ほどの席の前にはこんな謎のスペースがあります…!
これは前述したせり出し式の前方のスタンドが、陸上競技開催の時に収納されるスペースですね。
やはりサッカー専用ではないと、こういうサッカーにとっては不要なスペースができてしまいますので、やっぱり少し残念な気持ちになることは確かですね…。
スマホ風端末も活用したガイド
スタジアムツアーでは初めて、画像のようなスマホ風端末を手渡されました。
要所要所でヘッドホンを装着するよう促され、ウエストハムの歴史を振り返るスライドショーみたいなものを見ることになります。音声は英語です。
ロッカールームの見学ではこんな感じで、ユニフォームの背番号にかざすと選手の情報が画面に現れるという仕掛けもありました。
まあ必要ではないけど、あったらあったで面白い…という感じでした(*’▽’)笑
ロッカールームは相当に広かったですね~!
木の色合いが落ち着く雰囲気です。
いざピッチサイドへ!
いよいよトンネルを抜けてピッチに入っていきます!
選手入場と同じ雰囲気を味わえます。
これより数日前にチェルシーのホーム、スタンフォードブリッジのスタジアムツアーに行っていたこともあり、ロンドンスタジアムは大きなスタジアムだなーと実感しましたね。
スタンドのカラーリングなどなかなかおしゃれです。
個人的にはウエストハムのチームカラー、えんじ色と水色の組み合わせ、なかなかに好きなんですよね~!
監督や選手が座るベンチはこんな感じ。お客さんが座るスタンドの一部に組み込まれるイングランドスタイル、この点は陸上競技場付きのロンドンスタジアムでも同様でした!
やはり目がいってしまうのはこの最前列からタッチラインまでの距離感ですね…。
こればかりはサッカー専用の伝統的なイングランドスタイル、そして前本拠地のアプトンパークにはとてもかないません…。
ロンドンスタジアム周辺は開発中!
スタジアム周辺はこんな感じで工事中でしたね。
大規模な開発が計画されている模様です。
また既に完成したショッピングモールもありまして、最寄り駅のひとつからはこのモールを通り抜けてスタジアムに行く形となります。
ショッピングモール自体は色々なショップが揃っていて地元の人にとって便利そうなのですが…アプトンパーク周辺にあったフランクフルトとかバーガーのパティをジュウジュウと焼く香ばしい屋台とかがないのはやっぱり寂しい気持ちになりますね…( ˘ω˘ )
そんなこんなで少し寂しい気持ちになることも多いロンドンスタジアム訪問でした。
想像していたより悪くないスタジアムだったし、クラブが発展していくためには近代的な設備や周辺の開発が重要なことはよく分かります。
ただ…チェルシーがスタジアムを新しく建設するなら是非ともサッカー専用という点だけは何としても貫いてほしいですね…!
ロンドンスタジアムにはまた、チェルシー戦が開催されるタイミングでロンドンを訪れる機会があれば是非試合観戦に来たいと思います!